(株)FP総合研究所
 お役立ち情報:NISA戦略
NISA(ニーサ)で損をしないための戦略
   
    NISAの制度が新しく生まれ変わります
       
トップページ     2014年1月から始まり 2023年12月末までの NISA(少額投資非課税制度)
◆業務内容       は、毎年120万円(2014〜2015年は100万円)の範囲内で、株式や株式投
   資信託等を運用した場合、配当金・分配金・売却益が非課税になるというもの
◆プロセス       でした。
◆お約束       しかし、非課税期間が5年ずつ区切られ、累計投資額が最大で 600万円に
   過ぎず、非課税枠が小さすぎて、退職後に向けた資産作りには不十分な制度
◆料金表       でした。
◆会社概要          
   これに対して、2024年1月から始まる新しい NISA では、年間の非課税枠が
◆お問合せ      成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円で、両者の併用が可能となり
◆お役立ち       ました。
  また、5年という区切りがなくなり、生涯の累積投資枠が 1,800万円まで可能
◆制度改正      で、時限性のない恒久的な制度となりました。
 ◆リンク集       この結果、、NISA は退職後の資産作りに極めて役に立つ制度となりました。
     
     
   新旧のNISAは別の制度で、連続したものではありません
     
    これら新旧2つの制度は別の制度だということに注意する必要があります。
      旧NISAでは、非課税期間終了前にロールオーバーすることで、次の非課税
      期間に移行することができました。
      しかし、2019年に投資をした分は、2023年末に非課税期間が終了してしまい
       ます。(同様に2020年に投資をした分は、2024年に非課税期間が終了します。)
       ロールオーバーはできず、そのまま放置すると、自動的に課税口座に移されて
       しまいます。
      2019年投資分を、2023年末か2024年初の できるだけ価格が上昇したタイ
       ミングでいったん売却して、非課税の売却益を受け取り、2024年に始まる新
     NISAの投資資金とする方法が、ひとつの戦略として検討に値します。
      なお、そのまま放置して課税口座に移行した場合には、非課税期間が終了
      する年末の移行時点の価格が、課税口座における取得価格になって、以降
      の売却益に 20.315% 課税されます。
           
       引き続き、同じ先に投資をしたい場合には、買い直すことになりますが、年内
       であれば、課税口座になりますので、2024年早々に、新しいNISA枠(成長
       投資枠240万円 または つみたて投資枠120万円、あるいはその両方)を利用
     して非課税で投資をすることができます。
          
       資金的に余裕のある人の場合には、毎年、成長投資枠240万円と つみたて
       投資枠120万円の投資を5年間続けて、1,800万円の生涯枠を使い切るという
       ことも可能です。
       
       
    NISA利用時の戦略
       
     NISAで運用する商品は、元本価格が変動する商品です。売却益が出れ
     ば非課税の恩恵を受けられますが、売却損が出れば恩恵はありません。
     2023年現在の金融環境を見ると、先進各国が超金融緩和から金融引締め
      方向に舵を切る中で、日本だけは超金融緩和から未だ脱していませんので、
      日本の株式に投資をする際には、今後の金融引締めに警戒が必要です。
         
      NISA の恩恵をできるだけ多く得るには、できるだけ値上がりする投資対象
      を選ぶ眼力が必要になります。もう少し正確に言うと、値下がりする可能性
       が低く、値上がりする可能性が十分に高いものを選ぶ必要があります。
       できるだけ高い値上がり益や配当金・分配金が得られ、経費率が低い投資
       対象、つまり期待利回りの高い投資対象に NISA枠を利用するようにしたい
       ものです。
     なお、投資対象の選び方については、拙著「年金難民世代が経済的自由を
     得る法」(Kindle版)をご参照下さい。
          
             
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